「グランダルメは世界最強ォォ〜〜ッ!」 「優しいルイおじさんをどうする気です」「死刑」などの名台詞でおなじみの獅子の時代。 血生臭いフランス革命、各人物のキャラが立ちすぎなこの時代を割り箸で熱く描く! 最新刊ではピラミッドの戦いまで進みました。兒玉源次郎氏による大陸軍戦報コラムも必見。 |
エミール・ルートヴィヒによるナポレオンの伝記。 原著は1924年発行だが文体は読みやすく、現代のナポレオン評価との相違もない。 まず獅子の時代でナポレオンが生きた時代の雰囲気を掴んでから読むと、より深くこの世界に入り込めるだろう。 |
定番といえば定番のオスプレイ出版の書物。 オスプレイらしく、大量のイラスト、図や同時代の絵画、絵等を使い、初心者にもわかりやすく内容を説明してくれる。 また、英語力がそこまで必要ないのもポイント。絵とその説明さえわかればだいたい意味は通る。 個人的にはお気に入りのこのナポレオニック・フランスの戦術の本では、ナポレオン時代のフランス戦列歩兵の戦闘教練などの説明もある。 特に面白かったのは行軍形態の説明で、縦列、横列行軍の利点、欠点、や当時の議論等を交えフランス軍が最終的に到達した「解決策」までの経緯を詳しく説明してくれる。 たった64ページでこのお値段と、決して安い買い物ではないものの、興味があるのならその価値はある。 また、オスプレイは他にも同時代(というか全時代)についての本を出しており、探して見るのもまた一興。 |
レッドコート関連の書物としてはわかりやすく、情報量も多く、コストパフォーマンスは高い。ただ、内容は説明的なものはだいぶカットされているため、入門書としてはあまり訳に立たない。 オスプレイやその他の本でこの時代の戦闘に詳しい理解が出来た後に読むと、「なるほど!」と言った事が多い。ただ、英語力の要求は高い。 また、一次史料の引用も多く、彼らの心理を知るのにも役立つ。 個人的なピックは英国式懲罰砲のイラストとその説明。1.懲罰対象を見つけます。2.大砲の前にくくり付けます。3.どごーん。 当時の鉄の規律の高さが伺える。つーか英国マジパネェ |
ワーテルローの戦いの一次史料集。そのほとんどは手紙によって構成されている。ただ、当時の日記に挟まっていたというイラストがないわけではない。 ワーテルローと当時の情勢やイギリス文化についてのある程度の予備知識が必要だが、それがわかれば、これ以上のものはないという一次史料集になる。 また、読み物としても面白く、戦争とは何か、といった事も考えさせられる。 後、時々ある恋人に当てた詩とか読むと甘々すぎて赤面しちゃう。そういう事が普通に言える時代だったんだなぁとしみじみ。 また、プロイセン側のソースの本もあるらしいが、ドイツ語の可能性もあり、未読。 |
ナポレオンの退位から復活、そして敗北までを描いた名作。Rod Steigerの名演が光る。 リニーの戦いも含んだノーカット版も存在するらしいが、まったくもって見つからない。 なお先日WOWOWでハイビジョン版が放送された。Blu-rayでの再販を望む。 |
トルストイ著の名作「戦争と平和」を映画化したもの。左が評価が高いソ連版、右がハリウッド版。 ボロジノの戦いをCGなしで再現したシーンはまさに圧巻。(ソ連版) |
廉価版の登場。日本では音沙汰ありませんが、北米ではBD版が既に販売中です。 |